栖鳳楼(読み)セイホウロウ

デジタル大辞泉 「栖鳳楼」の意味・読み・例文・類語

せいほう‐ろう【栖鳳楼/棲鳳楼】

平安京大内裏の八省院の四楼の一。応天門の東廊南出部分の端にあり、西の翔鸞楼しょうらんろうに対する。

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精選版 日本国語大辞典 「栖鳳楼」の意味・読み・例文・類語

せいほう‐ろう【栖鳳楼・棲鳳楼】

  1. 平安京大内裏の八省院の四楼の一つ。八省院南門である応天門の東廊南出部分の端にあり、身屋は方二間のものが二つ斜めに連なり、二層瓦葺、屋上鵄尾(しび)がある。応天門外東楼ともいい、西の翔鸞楼(しょうらんろう)に対する。
    1. [初出の実例]「棲鳳楼閣道有死人枯骨之連綴、不男女」(出典続日本後紀‐承和一五年(869)七月癸未)

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