精選版 日本国語大辞典 「鵄尾」の意味・読み・例文・類語 くつ‐がた【鵄尾・鴟尾・沓形】 〘 名詞 〙 古代建築の瓦葺(かわらぶき)宮殿、仏殿などの屋根の棟(むね)の両端につけた飾り。後世には、鯱(しゃちほこ)、鬼瓦などとなる。しび。とびのお。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕鵄尾〈奈良県唐招提寺金堂〉[初出の実例]「懸魚むなしく梟の糞に塗(まみ)れ、鵄尾(クツカタ)いたづらに蜘網(くものす)に纏(まと)はる」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)残) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例