八省院(読み)はっしょういん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「八省院」の解説

八省院
はっしょういん

藤原京,平城京,平安京などの大内裏の正殿をいう。朝堂院ともいう。平安京では朱雀門の正面にあり,内裏南西に位置する。南中央の応天門を正門とし,大極殿 (だいごくでん) はその正殿。八省百官の朝参するところで,即位大嘗祭 (だいじょうさい) の大礼が行われたが,次第にこれらの国家的儀式は内裏紫宸殿で行われるようになった。

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精選版 日本国語大辞典「八省院」の解説

はっしょう‐いん ハッシャウヰン【八省院】

〘名〙 大内裏にあった一区画。大極殿を正殿とする。朝堂院。〔儀式(872)〕

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世界大百科事典内の八省院の言及

【朝堂院】より

大極(だいごく)殿・朝堂・朝集殿の三つの部分からなり,これら3部分全体をさす朝堂院の語は史料上長岡宮に至って初めて用いられるが,現在は平城宮以前の用語としても使う。818年(弘仁9)平安宮で朝堂各堂・門に中国風の号をつけるとともに〈八省院〉と称する。藤原宮,平城宮,恭仁(くに)宮,長岡宮,平安宮の主都と聖武朝の難波宮(後期難波宮),紫香楽(しがらき)宮の副都の諸宮で造られたが,すでに天武朝の飛鳥浄御原(あすかきよみはら)宮で成立したという説もある。…

※「八省院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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