栗ヶ島村(読み)くりがしまむら

日本歴史地名大系 「栗ヶ島村」の解説

栗ヶ島村
くりがしまむら

[現在地名]高根沢町栗ヶ島

上高根沢村の東、五行ごぎよう川右岸に位置する。中世には栗島郷が成立、宇都宮氏によって伊勢神宮内宮に寄進されていた。天文四年(一五三五)一一月五(九か)日の宇都宮俊綱安堵状(写、内宮神官所持古文書)で、「氏家郡之内栗島郷」を宇都宮忠綱寄進の旨に任せて内宮領として安堵されている。同状の副状と思われる同年一一月九日の芳賀高経副状(佐八文書)には「久寄進之間、(中略)当代改而一筆」とあり、天正一〇年(一五八二)一二月二四日には宇都宮国綱の安堵状(同文書)が出されていて、宇都宮氏の代々によって保証されてきた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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