栗橋村(読み)くりはしむら

日本歴史地名大系 「栗橋村」の解説

栗橋村
くりはしむら

[現在地名]姫路市豊富町御蔭とよとみちようみかげ

橋爪はしづめ村の東に位置し、いち川中流左岸の沖積地に立地する。「播磨鑑」によると、南北朝期から室町時代にかけて当地に栗の板橋が架けられていたといい、この頃は当村付近を市川が流れていたようである。慶長国絵図に村名がみえる。正保郷帳では田方二六五石余・畑方一七石余。寛延二年(一七四九)の村明細帳(高馬文書)では田方は高三二九石余・反別一七町三反余、畑方は高一八石余・反別一町七反余、小物成として犬米・口米・夫米・草藁銀・山札銀・請林運上銀などを上納

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報