栗谷川通(読み)くりやがわどおり

日本歴史地名大系 「栗谷川通」の解説

栗谷川通
くりやがわどおり

盛岡藩の地方行政組織三三通の一つ。厨川通とも記す。東は盛岡城下、北は沼宮内ぬまくない通に接する。現在の盛岡市の一部と滝沢たきざわ村全域にあたる。「邦内郷村志」によれば管内の村は八村で、下栗谷川村・上栗谷川村・土淵つちぶち(現盛岡市)大釜おおがま村・篠木しのぎ村・大沢おおさわ村・鵜飼うかい村・滝沢村(現滝沢村)。「雑書」慶安四年(一六五一)七月二九日条に「栗谷川御仮屋御作事奉行」とあり、奉行二人の名がある。翌五年三月二日条に「鵜飼之御仮屋奉行」の名がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android