栩栩(読み)くく

精選版 日本国語大辞典 「栩栩」の意味・読み・例文・類語

く‐く【栩栩】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 よろこぶさま。よろこばしげなさま。
    1. [初出の実例]「蝶入南華曾栩々、相逢欲語意綢繆」(出典:蕉堅藁(1403)春夢)
    2. 「美景栩々(ククタル)(つなぐ)胡蝶見る人詩魔に便を付られ」(出典:浮世草子男色大鑑(1687)三)
    3. [その他の文献]〔荘子‐斉物論〕

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普及版 字通 「栩栩」の読み・字形・画数・意味

【栩栩】くく

よろこびあそぶさま。〔荘子斉物論〕昔(さき)にに胡蝶と爲る。栩栩然として胡蝶なり。自ら喩(たの)しみて、志に(かな)へる與(かな)と。なるを知らざるなり。俄然として覺むれば、則ち然としてなり。

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