栩栩(読み)くく

精選版 日本国語大辞典 「栩栩」の意味・読み・例文・類語

く‐く【栩栩】

〘形動タリ〙 よろこぶさま。よろこばしげなさま。
※蕉堅藁(1403)春夢「蝶入南華曾栩々、相逢欲語意綢繆」
浮世草子男色大鑑(1687)三「美景栩々(ククタル)(つなぐ)胡蝶見る人詩魔に便を付られ」 〔荘子斉物論

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「栩栩」の読み・字形・画数・意味

【栩栩】くく

よろこびあそぶさま。〔荘子、斉物論〕昔(さき)にに胡蝶と爲る。栩栩然として胡蝶なり。自ら喩(たの)しみて、志に(かな)へる與(かな)と。なるを知らざるなり。俄然として覺むれば、則ち然としてなり。

字通「栩」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android