株式消却(読み)かぶしきしょうきゃく

ASCII.jpデジタル用語辞典「株式消却」の解説

株式消却

株式会社が自社の株式を取得して、これを消却すること。株式市場から自社株を買い、発行済み株式数から取り除くこと。株式消却された株式は、文字どおり実体のない株で、配当の必要もなく、保有する株主に与えられている権利なども生じない。株式投資で重視される1株利益が、発行株数の減少で高まるほか、市場に供給される株式が減ることで株高要因になる。もっとも、株式消却を行なうには充てられる資金についての制限があり、株主配当ができる利益準備金や資本準備金、所有土地の簿価時価による差の含み益など、会社の経営を圧迫しない余裕資金に限られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「株式消却」の解説

株式消却
かぶしきしょうきゃく

発行済株式のうち特定の株式を消滅させる,会社の行為。会社法は自己株式を消却することができるを定める(178条1項)。会社は消却する自己株式の種類と数を定め,取締役会設置会社においては取締役会の決議による決定を必要とする。消却の結果として発行済株式総数が減少するが,発行可能株式総数には影響しない。

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世界大百科事典内の株式消却の言及

【株式】より

…株式併合の場合には,株式分割と異なり,併合に適する株式の数を記載した株券(3株を1株に併合するときは3の整数倍の株式の数を記載した株券)については,併合後の株式数を記載したものとみなすことができ,株券の交換を要しない。
[株式の消却]
 株式数が減少するもう一つの場合に株式消却がある。特定の株式を消滅させることであり,株主に配当すべき利益をもってする場合(212条1項但書・2項)および資本減少の場合(212条1項・2項)がある。…

※「株式消却」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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