栴檀は二葉より芳し(読み)せんだんはふたばよりかんばし

ことわざを知る辞典 「栴檀は二葉より芳し」の解説

栴檀は二葉より芳し

大成する人物は幼いときから人並みはずれてすぐれたところがあるというたとえ。

[使用例] お前、豆女中だったころは、男にかしずくのが不器用だったからね。栴檀二葉より香ばしの、お前はその反対だったよ[井伏鱒二駅前旅館|1956~57]

[解説] 栴檀は、発芽して間もない双葉のころから早くも香気を放ちます。

[類句] 実の生る木は花から知れる

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android