核恐喝(読み)かくきょうかつ(その他表記)nuclear blackmail

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「核恐喝」の意味・わかりやすい解説

核恐喝
かくきょうかつ
nuclear blackmail

核兵器を用いて攻撃をしかけるというおどしをかけて自国の政治的目的を達成しようとすること。スエズ戦争の際ソ連がイギリスフランスに対して行なったものがその例。超大国間では,相手核攻撃をしかければ相手からも核兵器による報復を受ける必然性があるので,もはや核恐喝は意味をなさないが,核保有国と非核保有国との間では依然としてこの可能性がある。その不安を解消するものとして「核の傘」の論理が出てきた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む