精選版 日本国語大辞典 「根に入る」の意味・読み・例文・類語 ね【根】=に[=へ]入(い)る ① 病気などが深く体を侵して、なかなかなおらないようになる。病状が膠着する。病(やまい)膏肓(こうこう)に入る。② 奥深くしみこむ。根底深く入る。内部に入りこむ。[初出の実例]「今は金銀うめきて、遣へど跡はへらず、根(ネ)へ入ての内証吉、是を楠木分限といへり」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)二)③ 心にたたみこむ。得心する。よく心得る。納得する。[初出の実例]「なをねにいれてふかけれども、ちゑをくらますところありて」(出典:仮名草子・清水物語(1638)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例