根刈(読み)ねがり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「根刈」の意味・わかりやすい解説

根刈
ねがり

桑 (→クワ ) の整枝法の一つ。桑の主幹の高さによって,地上 50cm以内のを根刈,50~150cm程度を中刈,それ以上を高刈という。根刈では 10aあたり 1000株ぐらい植栽し,株を小さく仕立てる。収穫が簡単にできるので,日本桑園の 60%を占めている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

旺文社日本史事典 三訂版 「根刈」の解説

根刈
ねがり

稲を収穫するとき,鉄鎌で根もとから刈りとる方法
それ以前は,稲の穂だけを石包丁で刈りとる穂首刈が普通。古墳時代から鎌を使用して根刈が行われるようになり,鎌倉時代に一般化した。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む