根子岳(熊本県)(読み)ねこだけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「根子岳(熊本県)」の意味・わかりやすい解説

根子岳(熊本県)
ねこだけ

熊本県北東部、阿蘇(あそ)火山東端に位置する阿蘇五岳の一峰。標高1433メートル。東西方向に連なる尾根鋸歯(きょし)状を呈し、中央火口丘群中もっとも侵食が進んでいることを示す。山頂から放射状に発達している谷は深いが、いずれの谷も標高800メートル前後で浅くなり、傾斜も緩くなっている。とくに北西部や南部ではこの傾向が強く、放牧地畑地、キャンプ場などに利用されている。北西斜面は登山によく利用されている。

[山口守人]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android