根来実三(読み)ネゴロ ジツゾウ

20世紀日本人名事典 「根来実三」の解説

根来 実三
ネゴロ ジツゾウ

大正・昭和期の釜師,鋳金家



生年
明治21(1888)年11月21日

没年
昭和50(1975)年4月30日

出生地
和歌山市

学歴〔年〕
大阪郵便局通信生養成所〔明治38年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本伝統工芸展朝日新聞社賞〔昭和32年〕,キワニス文化賞(第9回・昭48年度)

経歴
明治38年大阪在住裏千家御用釜師4代佐々木彦兵衛に鋳造技術を師事。大正14年上京、目黒に住み、香取秀真に師事。昭和3年文展初入選、6年遠州流茶道家元職方釜師となった。16年文展無鑑査、22年帝展特選政府買い上げ。27〜31年日展出品依嘱作家。この間各所で個展開催。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「根来実三」の解説

根来実三 ねごろ-じつぞう

1888-1975 大正-昭和時代の釜(かま)師。
明治21年11月21日生まれ。大阪で裏千家御用釜師の4代佐々木彦兵衛に鋳造をまなび,大正14年上京して香取秀真(ほつま)に師事。昭和6年遠州流茶道家元職方釜師となる。21年日展で「四方釜」が特選。昭和50年4月30日死去。86歳。和歌山県出身。大阪郵便局通信生養成所修了。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android