根絡み(読み)ネガラミ

デジタル大辞泉 「根絡み」の意味・読み・例文・類語

ね‐がらみ【根絡み/根×搦み】

根がはびこること。
柱の根元つかなどを連結する木。ねじがらみ。
セキショウ別名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「根絡み」の意味・読み・例文・類語

ね‐がらみ【根絡・根搦】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 根がからまりはびこること。また、その根。
    1. [初出の実例]「ねからみは引あひくしか姫小松〈乗言〉」(出典:俳諧・小町踊(1665)春)
  3. 比喩的に物事や人間関係などが複雑にからまりあい、動きにくくなること。
    1. [初出の実例]「詞のたねをまくに、根(ネ)からみなるも有、根なしかづらも有」(出典咄本・私可多咄(1671)序)
  4. (つか)などの下の方をつないで固めるために取り付ける木。ねじがらみ。
  5. ( 根絡 ) 植物「せきしょう(石菖)」の異名
    1. [初出の実例]「菖蒲〈略〉泥土なくして清水を以盆中にうゑ、数十年不枯。節葉堅痩根鬚連絡といへり。今試るに如此。是国俗に根がらみと云」(出典:大和本草(1709)七)

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