根芋(読み)ネイモ

デジタル大辞泉 「根芋」の意味・読み・例文・類語

ね‐いも【根芋】

サトイモの子芋の芽生えたもの。食用

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「根芋」の意味・読み・例文・類語

ね‐いも【根芋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. サトイモの葉柄の基部にできるいわゆる芋。芽ばえを食用にする。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「瓜一籠、ささげひげ、こえだまめ、ねいも、かうのうり給候了」(出典:日蓮遺文‐高橋殿御返事(1275))
    2. 「すいり汁 味噌をこくして、ねいものくきともに入。よくに之候時、鮒のすしのかしらきり入出し候也」(出典:料理物語(1643)九)
  3. 語義未詳。疱瘡(ほうそう)のことか。
    1. [初出の実例]「亭主もすれ者にて、ねいもになったら有馬より湯の尾峠の孫じゃくしをおたのみなされと」(出典:浮世草子・世間子息気質(1715)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android