桁行(読み)ケタユキ

デジタル大辞泉 「桁行」の意味・読み・例文・類語

けた‐ゆき【桁行】

建物の長さ。すなわち、一棟ひとむねの家の長さ。→梁行はりゆき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「桁行」の意味・読み・例文・類語

けた‐ゆき【桁行】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 家の桁の渡されている方向。また、その長さ。〔俚言集覧増補)(1899)〕
  3. 婦人の鬢(びん)、簪(かんざし)、笄(こうがい)などをたとえていう語。
    1. [初出の実例]「桁ゆきのながひあたまのうつくしさ」(出典:雑俳・柳多留拾遺(1801)巻八上)

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世界大百科事典(旧版)内の桁行の言及

【社寺建築構造】より

…なかには双堂(ならびどう)のように,二つの屋根の軒先を接するようにして奥行きの深い建物をつくる例もある。屋根の棟に平行な方向を桁行(けたゆき)と呼び,これと直角な方向を梁行(はりゆき)と呼ぶ。また出入口が桁行方向の側面にあるものを平入り(ひらいり),梁行の側面にあるものを妻入り(つまいり)と呼ぶ。…

※「桁行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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