事典 日本の地域ブランド・名産品 「桂の雛人形」の解説
桂の雛人形[人形・玩具]
かつらのひなにんぎょう
東茨城郡城里町(旧・東茨城郡桂村)で製作されている。明治時代中期頃から雛人形の産地であった水戸で修行した職人が、戦後に阿波山で製造を始めた。圧縮したわら胴に手足をつけ、襟をかけ、西陣織の布を縫い合わせた衣装を着せる。人形の美しさを決める振り付けが重要であり、手先の変化や腕の曲がり具合などに細心の注意を払う。最後に頭をさして雛人形が完成する。茨城県郷土工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報