桂ヶ岡砦跡(読み)かつらがおかちゃしあと

国指定史跡ガイド 「桂ヶ岡砦跡」の解説

かつらがおかちゃしあと【桂ヶ岡砦跡】


北海道網走市桂町の桂ヶ岡丘陵の一端に残るアイヌの砦(チャシ)の跡。空堀をともなう大小2つのチャシが並び、3つの穴居が残る。規模が大きく、保存状態もよい代表的なチャシ跡の一つ。1935年(昭和10)、国指定史跡になった。かつてはここで、交易祭祀が行われたといわれ、また、チャランケアイヌ語で「談判」)を行った場所と伝えられるところから「チャランケチャシ」とも呼ばれる。JR石北本線ほか網走駅から徒歩約15分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

関連語 かつら

日本の城がわかる事典 「桂ヶ岡砦跡」の解説

かつらがおかちゃしあと【桂ヶ岡砦跡】

⇒桂ヶ岡(かつらがおか)チャシ

出典 講談社日本の城がわかる事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android