桂川物(読み)かつらがわもの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「桂川物」の意味・わかりやすい解説

桂川物
かつらがわもの

三味線音楽の楽曲分類名称。宝暦 11 (1761) 年,京の帯屋長右衛門と隣家信濃屋の娘お半が大坂へ行く途中,盗賊に殺害され,心中に見せかけて桂川に投込まれた事件があり,これを題材に,40歳近い男と 14~15歳の娘が心中するにいたるまでを主題とする作品群が生み出された。宮薗節に1世宮薗鸞鳳軒作曲の『桂川恋の柵 (しがらみ) 』,義太夫節に菅専助作『桂川連理柵』がある。清元節の『お半』 (本名題『道行思案余〈みちゆきしあんのほか〉』) は義太夫節の曲をもとに舞台を江戸の綾瀬川に移したもの。地歌の『帯屋』は繁太夫物で,義太夫節の下の巻「帯屋」のお絹のクドキを歌詞としている。新内節には宮薗節から移曲した『桂川恋散柳 (こいのちりやなぎ) 』 (通称「白玉お半」) がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む