日本歴史地名大系 「桂木山」の解説 桂木山かつらぎさん 山口県:美祢郡桂木山美東(みとう)町・秋芳(しゆうほう)町の北部境界上にある標高七〇一・五メートルの美祢郡の最高峰。当山の峰が美祢郡の郡名になったという。南面は青景(あおかげ)(現秋芳町)の地で、その裾野は隠館(かくれやかた)山より寺家(じけ)山・大迫(おおさこ)山・瀬羽戸(せばと)から高幡(たかはた)・鐙(あぶみ)垰・秋吉(あきよし)台の間に広がり、西は秋芳町嘉万(かま)のうち八代(やしろ)、北は大津(おおつ)郡三隅(みすみ)のうち大谷(おおたに)山から滝坂(たきさか)に続き、東は美東町赤(あか)のうち保(ほう)ヶ原(はら)・山中(やまなか)に続く。赤に属する領域は広くないが、村内から仰ぐ山容は格別に美しく、神のいます山として景仰され、赤村は桂陽(けいよう)の地(桂木山の南)と賞された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by