基点(読み)キテン

精選版 日本国語大辞典 「基点」の意味・読み・例文・類語

き‐てん【基点】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 距離や時間を計ったりするときに、そのもとになる点や場所。〔工学字彙(1886)〕
    1. [初出の実例]「射距離・目標指示の基点、弾薬小隊の位置」(出典:歩兵操典(1928)第四四四)
  3. 考えや行動のもとになる点。また、物事出発点
    1. [初出の実例]「千代子と僕とは其日を基点(キテン)として出立しても、今頃は人間利害で割く事の出来ない愛に陥ってゐたかも知れない」(出典:彼岸過迄(1912)〈夏目漱石〉須永の話)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「基点」の読み・字形・画数・意味

【基点】きてん

出発点。

字通「基」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android