普及版 字通 「桎」の読み・字形・画数・意味
桎
10画
[字訓] あしかせ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は至(し)。〔説文〕六上に「足の械(かせ)なり」とあり、あしかせをいう。〔周礼、秋官、掌囚〕の〔釈文〕に引く〔説文〕に「梏は手械(てかせ)なり。天にぐる以なり。桎は足械なり。地に質(ただ)す以なり」とあり、梏と(告)、桎と質と、声の近い字を以て説くが、もとより音義説にすぎない。梏は格・械、桎は躓・致の声義に近い。
[訓義]
1. あしかせ、かせ。
2. ふさぐ、まもる。
3. しばる、とらえる、とめる、くさび、ささえる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕桎 ホダシ・テガシ・アシカシ
[熟語]
桎檻▶・桎▶・桎梏▶・桎轄▶
[下接語]
窮桎・梏桎・囚桎
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報