桑原康則(読み)クワバラ ヤスノリ

20世紀日本人名事典 「桑原康則」の解説

桑原 康則
クワバラ ヤスノリ

昭和期の医師 元・全国保険医団体連合会副会長。



生年
明治38(1905)年10月5日

没年
昭和57(1982)年10月19日

出生地
大分県西国東郡真玉村(現・真玉町)

学歴〔年〕
大阪高等医専(現・大阪医大)〔昭和7年〕卒

経歴
医専在学中から学生運動に関係し、卒業後は病院勤務を経て、昭和8年大阪市の東成診療所長。ここで無産者医療運動の組織化に努めた。11年東成診療所を辞した後に開業し、戦後は大阪医療民主化同盟を結成、また大阪保険医師会の活動にも力を入れ、48年より理事長以後は大阪の十三で開業のかたわら健康保険医運動に挺身し、全国保険医団体連合会の副会長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「桑原康則」の解説

桑原康則 くわばら-やすのり

1905-1982 昭和時代の社会運動家。
明治38年10月5日生まれ。昭和8年大阪の東成診療所の所長となる。岩井弼次(ひつじ)らと無産者医療運動をすすめ,戦後,大阪医療民主化同盟を結成した。昭和57年10月19日死去。77歳。大分県出身。大阪医専(現大阪医大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android