日本歴史地名大系 「桑山城跡」の解説 桑山城跡くわやまじようあと 富山県:西礪波郡福光町川合田村桑山城跡[現在地名]福光町川西川西(かわにし)地区の西方にそびえる標高二九二・五メートルの桑山山上にある。桑山は周囲からそそり立つ独得の山容を呈し、平野部からは遠望される特徴ある山で、麓からの比高は二〇〇メートル。「三州旧蹟志」には鍬(くわ)山とあり、麓の西勝寺(さいしようじ)村・松木(まつのき)村・川合田(かわいだ)村・定龍寺(じようりゆうじ)村・八幡(はちまん)村・遊部(あそぶ)村の持山で、山上にある不動堂はこの六ヵ村で維持していた。山上部は北北西から南南東へと延び、平野に臨んだ南半部が幅が狭く、ここに不動堂がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報