桑針村(読み)くわばりむら

日本歴史地名大系 「桑針村」の解説

桑針村
くわばりむら

[現在地名]古川市桑針

遠田とおだ郡に属し、江合えあい川と鳴瀬なるせ川に挟まれた地帯に位置し、集落は自然堤防上にある。北と東は北浦きたうら(現遠田郡小牛田町)、南は志田郡石森いしもり村、西は深沼ふかぬま村と接する。正保郷帳に田一六貫八九九文・畑七二七文とあり、ほかに同所新田六貫七九文が記される。「安永風土記」によれば、田七四貫一九〇文・畑八四三文で、蔵入は七貫五二〇文、給所は六七貫五一三文、人頭三〇人(ほかに遠藤岩見の家中四)、家数二一(ただし奉公人前抱百姓並高指引人九)、男五三・女五四、馬二五とあり、一〇ヵ村入会用水の小泉こいずみ堰によって灌漑され、当村分溜高七四貫一九〇文とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android