桜井丹波少掾(読み)サクライタンバノショウジョウ

デジタル大辞泉 「桜井丹波少掾」の意味・読み・例文・類語

さくらい‐たんばのしょうじょう〔さくらゐたんばのセウじよう〕【桜井丹波少掾】

古浄瑠璃太夫。前名、和泉太夫薩摩浄雲門下剛勇金平節きんぴらぶしを創始し、17世紀中ごろ、江戸人気を博した。生没年未詳。→金平浄瑠璃

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「桜井丹波少掾」の解説

桜井丹波少掾 さくらい-たんばのしょうじょう

桜井和泉太夫(さくらい-いずみだゆう)(初代)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の桜井丹波少掾の言及

【金平浄瑠璃】より

…また,四天王たちの登場しない,類似の傾向の作品をも含めていわれることもある。 金平浄瑠璃を語り始めたといわれる和泉太夫は,1662年(寛文2)に受領して桜井丹波少掾平正信を称した。その芸風は《関東血気物語》に,2尺(約60cm)ばかりの鉄の棒で拍子をとり,人形の首を抜きなどしながら語ったと伝え,その語り口の豪快激越さがうかがわれるが,現在ではその曲節は不明。…

※「桜井丹波少掾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android