桟留(読み)サントメ(その他表記)〈ポルトガル〉São Thomé

デジタル大辞泉 「桟留」の意味・読み・例文・類語

サン‐トメ【桟留】

《聖トマスの意》
インド南東部、コロマンデル海岸地方のこと。チェンナイ港がある。聖トマス布教に来たという伝説がある。

サントメ革」の略。
サントメじま」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「桟留」の意味・読み・例文・類語

サントメ【桟留・聖多黙】

  1. [ 1 ]
    1. [ 一 ] ( [ポルトガル語] São Thomé 聖トマスの意 ) 聖トマスが布教に来たという伝説による、インドのコロマンデル海岸地方の異名
      1. [初出の実例]「サントメ 聖多点〈略〉西天竺の内にて暖国也」(出典:増補華夷通商考(1708)四)
    2. [ 二 ] ( São Tomé ) サントメ・プリンシペ民主共和国の首都。サントメ島の北東海岸にある港町。一五世紀後半にポルトガル人が建設して以来、同島の中心地。
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙
    1. サントメじま(━縞)」の略。
      1. [初出の実例]「ひっくりかへさう餌飯の浦波 さんとめの袴もふるきこしの山〈笑吟〉」(出典:俳諧・二葉集(1679))
    2. サントメがわ(━革)」の略。
      1. [初出の実例]「黒さんとめ烟草納〈略〉黒革也」(出典:随筆・守貞漫稿(1837‐53)一六)

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