梅川文男（読み）ウメカワ フミオ

20世紀日本人名事典

梅川 文男
ウメカワ フミオ

昭和期の農民・労働運動家 松阪市長。

生年

明治39(1906)年4月9日

没年

昭和43(1968)年4月4日

出生地

三重県飯南郡松阪町新町(現・松阪市)

別名

筆名=佐野 史郎,堀坂 山行

学歴〔年〕

宇治山田中〔大正9年〕卒

経歴

小学校代用教員となって松阪社会思想研究会をつくり、大正15年三重合同労働組合を結成。日農でも活躍し、労働農民党兵庫県連執行委員などを歴任するが、昭和3年の3.15事件で懲役5年に処せられる。8年仮釈放後は社会大衆党で活躍し、日米開戦と同時に拘留され、19年に出獄。戦後、日本共産党に入り、22年三重県議、また日農三重県連執行委員長などをつとめるが、30年共産党を除名される。32年から松阪市長を3期11年つとめた。新日本文学会、日本民俗学会に所属、遺作集に「やっぱり風は吹くほうがいい」がある。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

新訂 政治家人名事典 明治～昭和

梅川 文男
ウメカワ フミオ

肩書

松阪市長

別名

筆名=佐野史郎 堀坂山行

生年月日

明治39年4月9日

出生地

三重県飯南郡松阪町新町(現・松阪市)

学歴

宇治山田中〔大正9年〕卒

経歴

小学校代用教員となって松阪社会思想研究会をつくり、大正15年三重合同労働組合を結成。日農でも活躍し、労働農民党兵庫県連執行委員などを歴任するが、昭和3年の3.15事件で懲役5年に処せられる。8年仮釈放後は社会大衆党で活躍し、日米開戦と同時に拘留され、19年に出獄。戦後、日本共産党に入り、22年三重県議、また日農三重県連執行委員長などをつとめるが、30年共産党を除名される。32年から松阪市長を3期11年つとめた。新日本文学会、日本民俗学会に所属、遺作集に「やっぱり風は吹くほうがいい」がある。

没年月日

昭和43年4月4日

出典　日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典　明治～昭和」（2003年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

梅川文男 うめかわ-ふみお

1906－1968　昭和時代の労働運動家,政治家。
明治39年4月9日生まれ。日農中央委員,全日本無産青年同盟中央常任委員をつとめ,三・一五事件で懲役5年。昭和12年社会大衆党三重県連委員長。戦後共産党から三重県議に当選,30年離党。32年生地松阪市の市長(3選)となった。昭和43年4月4日死去。61歳。宇治山田中学卒。

出典　講談社