梅根常三郎(読み)ウメネ ツネサブロウ

20世紀日本人名事典 「梅根常三郎」の解説

梅根 常三郎
ウメネ ツネサブロウ

大正・昭和期の鉄鋼技術者 満鉄鞍山製鉄所技師。



生年
明治17(1884)年2月

没年
昭和31(1956)年3月17日

出生地
京都

学歴〔年〕
京都帝大理工科大学採鉱冶金学科〔明治44年〕卒

学位〔年〕
工学博士

経歴
明治44年八幡製鉄所入社、大正8年満鉄鞍山製鉄所創設に際し技師として渡満。満州鉄鋼協議会理事長、昭和製鋼所常務理事、鉄鋼統制会理事を歴任した。戦後中国工業部最高顧問として昭和28年の帰国まで活躍、鞍山の貧鉱処理技術で卓越した発明が多く、梅根式焙焼法は当時ユニークなものだった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「梅根常三郎」の解説

梅根常三郎 うめね-つねさぶろう

1884-1956 大正-昭和時代の金属工学者。
明治17年2月27日生まれ。八幡製鉄所から大正8年満鉄鞍山製鉄所にうつり,貧鉱処理技術を研究,梅根式焙焼法を発明。第二次大戦後,中国工業部最高顧問をつとめ,昭和28年帰国した。昭和31年3月17日死去。72歳。京都出身。京都帝大卒。旧姓安元

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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