安元(読み)アンゲン

精選版 日本国語大辞典 「安元」の意味・読み・例文・類語

あんげん【安元】

  1. 平安時代高倉天皇の代の年号。承安五年(一一七五)七月二八日疱瘡(ほうそう)流行のため改元。安元三年(一一七七)八月四日京の大火や藤原成親らの鹿ケ谷(ししがたに)謀議発覚などの事件が続いたため治承元年となる。出典は「漢書」の「除民害元」。

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日本の元号がわかる事典 「安元」の解説

あんげん【安元】

日本の元号(年号)。平安時代の1175年から1177年まで、高倉(たかくら)天皇の代の元号。前元号は承安(しょうあん)。次元号は治承(じしょう)。1175年(承安5)7月28日改元。天然痘(てんねんとう)流行の凶事を断ち切るために行われた(災異改元)。『漢書(かんじょ)』を出典とする命名。1177年(治承1)、後白河(ごしらかわ)法皇近臣であった俊寛(しゅんかん)らの平家打倒の謀議が露見して、一味が逮捕される事件が起こった(鹿ヶ谷事件)。

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