日本歴史地名大系 「梅湊町」の解説 梅湊町うめみなとちよう 京都市：下京区菊浜学区梅湊町下京区西木屋町通上ノ口上ル南北に通る西木屋町（にしきやまち）通に東面する。町の南は正面（しようめん）通（旧七条坊門小路）にも面する。平安京の条坊では左京七条四坊四保九町東側と同一〇町東側、平安中期以降は七条坊門富小路北西の地。町域は平安時代の左大臣源融の別荘河原院（かわらのいん）の一部にあたる（拾芥抄）。寛永以後万治以前京都全図には「ミナト丁」と「梅サワ丁」の二町に分れており、宝永二年（一七〇五）洛中洛外絵図も同様で、旧名六条新地八町略図（荻野家文書）にも「梅沢町」及び「湊町」とみえる。雑色支配の畑地であったが、町地となった際、「六軒上る下るを湊町と称す、（中略）正面上る所を梅沢町と云ふ」（坊目誌）とした。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
