梨本坊(読み)ナシモトボウ

デジタル大辞泉 「梨本坊」の意味・読み・例文・類語

なしもと‐ぼう〔‐バウ〕【梨本坊】

三千院さんぜんいん異称

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精選版 日本国語大辞典 「梨本坊」の意味・読み・例文・類語

なしもと‐ぼう‥バウ【梨本坊】

  1. 天台宗三門跡の一つ、三千院(梶井門跡)のこと。また、その里坊。八世の明快が号したのに始まる。現在地は京都市左京区大原来迎院町。元徳二年(一三三〇)まで東坂本(滋賀県大津市坂本)にあった里坊が、のちに、紫野白川などを経て元祿一一年(一六九八)御車路今出川(上京区梶井町)に移り、それが梨本宮家の御殿となるとともに大原の本坊に吸収された。梨本宮。梨本。

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世界大百科事典(旧版)内の梨本坊の言及

【三千院】より

青蓮院妙法院とともに天台宗三門跡の一つ。もと円徳院,円融院,梶井門跡(かじいもんぜき),梨本坊(なしもとぼう)ともいい,三千院の呼称は1871年(明治4)以後である。本尊阿弥陀如来。…

※「梨本坊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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