本坊(読み)ホンボウ

デジタル大辞泉 「本坊」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぼう〔‐バウ〕【本坊】

末寺から本寺をいうときの呼び名。
寺院で、住職の住む僧坊
「―において誹諧興行」〈奥の細道
自分の住む坊。自坊。
「験者たちは我が―にぞ帰りける」〈謡・道成寺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「本坊」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぼう‥バウ【本坊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 子院に対して本院をいう。
    1. [初出の実例]「渡御若宮別当雪下本坊」(出典吾妻鏡‐建保元年(1213)正月四日)
  3. 自分の住む坊。本房
    1. [初出の実例]「相応はぢをいだき名をおりて、本坊無動寺に帰りて」(出典:九冊本宝物集(1179頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android