本坊(読み)ホンボウ

デジタル大辞泉 「本坊」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぼう〔‐バウ〕【本坊】

末寺から本寺をいうときの呼び名。
寺院で、住職の住む僧坊
「―において誹諧興行」〈奥の細道
自分の住む坊。自坊。
「験者たちは我が―にぞ帰りける」〈謡・道成寺

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精選版 日本国語大辞典 「本坊」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぼう‥バウ【本坊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 子院に対して本院をいう。
    1. [初出の実例]「渡御若宮別当雪下本坊」(出典吾妻鏡‐建保元年(1213)正月四日)
  3. 自分の住む坊。本房
    1. [初出の実例]「相応はぢをいだき名をおりて、本坊無動寺に帰りて」(出典:九冊本宝物集(1179頃)二)

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