棒鞘(読み)ぼうざや

精選版 日本国語大辞典 「棒鞘」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ざや【棒鞘】

〘名〙 (「ぼうさや」とも)
刀剣丸鞘
浮世草子懐硯(1687)一「棒鞘(バウサヤ)の相口にぎりて泪をこぼす娘も」
② 仮の鞘。正妻でない女性の意をこめて用いる。
※雑俳・唐子おどり(1704‐16頃)「棒鞘で見たと違ふた内義也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「棒鞘」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ざや【棒×鞘】

《「ぼうさや」とも》
刀の丸鞘。また、その刀。
反りのない刀の鞘。また、その刀。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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