日本歴史地名大系 「棚谷村」の解説 棚谷村たなやむら 茨城県:久慈郡水府村棚谷村[現在地名]水府村棚谷山田川の西に位置し、集落は河岸平地の出羽(では)と山田川支谷の棚谷沢を中心とした山間の入棚谷(いりたなや)にある。東は和久(わぐ)村・国安(くにやす)村・松平(まつだいら)村。「常陸国風土記」にみえる「谷会(たにあひ)山」は棚谷の山ともいわれるが、確かではない。「新編常陸国誌」の棚谷村の項に「中世藤原氏二階堂ノ一族、ココニ居リ棚谷氏トナル」とあり、応安八年(一三七五)二月一六日の二階堂一門参詣之覚(潮崎八百主文書)には「久慈東棚谷地頭」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by