森野新村
もりのしんむら
[現在地名]滑川市森野新
早月川が形成した隆起扇状地(室山野台地)の北端部に位置し、西は野尻村。村名の由来はかつて開墾の不可能な不毛地帯で「無利野」と称したが、大崎野用水が通ってから開発が進み、村立てされた際に旧称にちなんで名付けられたと伝える(東加積村誌)。村立てされた時期は承応三年(一六五四)とされる(出来新村・退転村記申帳)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると草高五六石、免一ツ五歩、明暦三年(一六五七)の新田高五六石(三箇国高物成帳)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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