日本歴史地名大系 「椋実村」の解説 椋実村むくのみむら 岐阜県:恵那市椋実村[現在地名]恵那市三郷町椋実(みさとちようむくのみ)現恵那市域南端にあり、土岐川支流の佐々良木(さざらぎ)川や椋実川の流域平坦部および山麓に耕地が開け、周囲を山に囲まれる。北は佐々良木村、東は久保原(くぼはら)村(現恵那郡山岡町)、西は土岐郡釜戸(かまど)村(現瑞浪市)に接する。八幡神社に永徳二年(一三八二)四月一五日の造立棟札が残る。慶長一〇年(一六〇五)の千福寺檀那目録(経聞坊文書)に「むくのミ」とあり、郡上(ぐじよう)郡長滝(ちようりゆう)寺(現郡上郡白鳥町)の檀那場があった。関ヶ原の合戦後大給松平氏(岩村藩)領となり、以後幕末まで同藩領。慶長郷帳に「むくのミ村」とあり、高五二石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by