植代(読み)ウエシロ

デジタル大辞泉 「植代」の意味・読み・例文・類語

うえ‐しろ〔うゑ‐〕【植(え)代】

田植え直前に行う代掻しろかき。荒代あらしろ中代なかしろの次に行う作業植代掻き。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「植代」の意味・読み・例文・類語

うえ‐しろうゑ‥【植代】

  1. 〘 名詞 〙 田植えをする直前に、水を入れて田面を平らにかきならすこと。荒代中代に続く代掻(しろか)きの最後の作業。植代掻。本代。
    1. [初出の実例]「荒じろ地ふかくかき、中しろをまた少あさくかき、植しろをかろくかくべし」(出典:百姓伝記(1673‐81頃)九)

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世界大百科事典(旧版)内の植代の言及

【代搔き】より

…この面から下は耕起されない)上で土を練って漏水を防止するなどである。代搔きは砕土を中心とする荒代(あらしろ),砕土均平を兼ねる中代(なかしろ),均平を中心とする植代(うえしろ)を数日おきに行う。作業には,かつては人力のくわ,えぶり,畜力のまぐわなどが使われたが,現在では機械が普及し,耕耘機やトラクターにかご車輪,ロータリー,代搔きローター,ドライブ・ハローなどを装着して行うことが多い。…

※「植代」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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