ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「植物性プランクトン」の意味・わかりやすい解説 植物性プランクトンしょくぶつせいプランクトンphytoplankton 水中で浮遊生活をしている微細な植物。ケイ藻類,鞭毛藻類,藍藻類,緑藻類などにまたがる。それぞれ黄褐色,黄色,紅色,青藍色,緑色などの色素をもつ。これらの色素により同化作用を営むが,補償点に達する明るさは水面照度の3~5%なので,これらのプランクトンは表層に近く分布して,いわゆる栄養生成層を形成する。富栄養環境に多く,ときに爆発的に急増して赤潮の原因になるものもある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by