椿地村(読み)つばじむら

日本歴史地名大系 「椿地村」の解説

椿地村
つばじむら

[現在地名]阿南市福井町ふくいちよう

下福井村の東に位置し、北東は海に面する。村内には里として小谷こだに大谷おおたに・宮毛・中内なかうち後戸うしろど大東赤崎あかさきがあり、ほかに国王など八谷がある(阿波志)。大谷は当地の弥勒庵が所蔵する寿永四年(一一八五)正月二八日の銘のある弥勒菩薩坐像に「海部郡福井里大谷」とみえ、当地は古代末期には海部かいふ郡福井里に含まれた。寛永(一六二四―四四)前期のものと推定される国絵図に「つはき地村」とみえる。天明六年(一七八六)の村々浦里男女人改帳(守野家文書)では男二二二・女二八八・僧一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android