椿洞村(読み)つばきぼらむら

日本歴史地名大系 「椿洞村」の解説

椿洞村
つばきぼらむら

[現在地名]岐阜市椿洞

東は西粟野にしあわの村・打越うちこし村、南は打越村に接する。集落は南のじようヶ峰(二八八メートル)と北の山地に挟まれ、西に山を背負い、東に開いた山麓平地にある。寛政一二年(一八〇〇)の村明細帳(尾野文書)に「四方ニ山道之東下り、北之山洞々深く、水は粟野村え流落申候」とある。慶長郷帳に村名がみえ、高四六八石余。初め加藤貞泰(黒野藩)領であったが、元和二年(一六一六)の村高領知改帳によれば奥平忠隆(加納藩)領とあり、加納藩家中知行渡方帳(森文書)では家臣一一名の給地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android