日本歴史地名大系 「椿館跡」の解説 椿館跡つばきだてあと 福島県:福島市阿武隈川右岸地区渡利村椿館跡[現在地名]福島市渡利 椿館渡利(わたり)の西部、阿武隈川岸の弁天(べんてん)山(一四二・九メートル)の中央の峰に位置。南北朝時代、北畠顕家の将春日侍従顕国が居城したといい、山頂に顕国の碑がある。「信達一統志」は山茶館として岩城判官政氏が居城したと伝えている。また説経節「山荘太夫」に登場する安寿と厨子王の父は、奥州信夫(しのぶ)庄司岩城判官正氏とされ、椿館の城主ともいわれる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by