なら【楢】 の 葉(は)
- ① ナラの木の葉。
- [初出の実例]「我が宿をいつ馴らしてかならのはを馴らし顔には折りにおこする〈俊子〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑二・一一八二)
- ② 「なら」に同音の地名「奈良」をかけ、「葉」に「代」の音をかけて奈良時代をさし示す。
- [初出の実例]「神な月時雨降り置けるならのはの名に負ふ宮の古言(ふるごと)ぞこれ〈文屋有季〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑下・九九七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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