業務上外判断
労災の認定は、労働者に生じた傷病、障害、死亡が業務に起因する「業務上」のものか、あるいは業務に関係ない「業務外」のものか――業務上外の判断に基づいて行われます。業務上と認定されれば労災補償が与えられ、雇用も守られますが、業務外の“私傷病”と見なされた場合は補償もない上に、それによる休業は欠勤として扱われ、解雇にさえつながりかねません。業務上外判断は、労働者の処遇・保護に重大な格差をもたらすのです。
(2011/1/31掲載)
出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報
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