認定(読み)にんてい

精選版 日本国語大辞典 「認定」の意味・読み・例文・類語

にん‐てい【認定】

〘名〙
① これこれだと認めて、そう断定すること。事実資格有無、または事柄当否などを審査判断して決定すること。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕
金色夜叉(1897‐98)〈尾崎紅葉〉後「火元と認定せらるる鰐淵方は」
② 特に、裁判で、法律適用前提となる一定の事実の存否を、証拠によって認め確定すること。
刑事訴訟法(1948)三一七条「事実の認定は、証拠による」
③ 国や地方公共団体などの行政機関が、ある事実または法律関係の存否を確認すること。
労働基準法(1947)六八条「使用者がその事由について行政官庁の認定を受けたときは」

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デジタル大辞泉 「認定」の意味・読み・例文・類語

にん‐てい【認定】

[名](スル)
資格・事実などの有無、また、事柄の当否などを判断して決めること。「合格認定する」
国・地方公共団体などの行政機関が、各種の事柄の存否・当否などを判断して決定すること。
[類語]判定評定査定認める

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「認定」の解説

認定

権威ある組織がある組織または人に対して、規定された業務を遂行する能力あるいは技能を有することを公式に認める手順

(今井秀孝 独立行政法人産業技術総合研究所研究顧問 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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