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業務上疾病 ぎょうむじょうしっぺい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

業務上疾病
ぎょうむじょうしっぺい

業務に起因する疾病,負傷で,法に定められたものの総称。労働基準法施行規則第 35条に業務上の疾病として 36種をあげ,さらに,そのほか労働大臣の指定する疾病,そのほか業務に起因することの明らかな疾病として新しい職業病をも加えうるようになっている。業務上疾病として認定されると,労働基準法,労働者災害補償保険法により,療養補償,休業補償,障害補償,遺族補償などの災害補償を使用者が行わなければならない。業務上か否かの認定は労働基準監督署が認定基準に従って行う。 1991年では1万 1951件の業務上疾病が認定されている。最も多いのは負傷に起因する疾病で全体の約 76%,このうち腰痛症が約 70%である。ただし,農業従事者などの独立経営者は,同じ職業病にかかっても,労働基準法でいう労働者ではないため,業務上疾病としての補償は受けられない。

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デジタル大辞泉の解説

ぎょうむじょう‐しっぺい〔ゲフムジヤウ‐〕【業務上疾病】

労働者が、事業主の支配下にある状態において、有害因子に曝露(ばくろ)したことによって発症した疾病。職業性疾病

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世界大百科事典内の業務上疾病の言及

【職業病】より

…職業性の健康障害は,特定の職業にのみ発生するもの(狭義の職業病),一般にも発生する疾病が職業性の因子によって発生したもの,すでに存在した健康障害が職業因子の影響によって悪化したもの(例,高血圧者に過重な負荷が加わって発生した脳出血)などが含まれる。日本の労働基準法75条の定めでは,職業性の健康障害のうち,業務との因果関係が認められ,治療を必要とするものを業務上疾病と定め,それを労働基準法施行規則35条の別表第1の2に列記している。これを表,表(つづき)に示す。…

※「業務上疾病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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