極体(読み)キョクタイ

デジタル大辞泉 「極体」の意味・読み・例文・類語

きょく‐たい【極体】

動物卵母細胞減数分裂をして卵子ができる過程で形成される、3個の小さな細胞はあるが細胞質をほとんどもたず、退化して消滅する。

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精選版 日本国語大辞典 「極体」の意味・読み・例文・類語

きょく‐たい【極体】

  1. 〘 名詞 〙 動物の卵母細胞が減数分裂によって卵になる過程でできる三個の小さな細胞。核はあるが細胞質はわずかしか含まず、卵母細胞の第二分裂後に退化、消滅する。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「極体」の意味・わかりやすい解説

極体
きょくたい
polar body

卵形成において,卵母細胞は2回分裂して4個となるが,うち1個のみが卵細胞となり,他の3個は不等分裂によって小型のものとなり,やがて退化する。これらを極体または極細胞という。成熟卵の動物極側に生じる。

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