槍持(読み)ヤリモチ

デジタル大辞泉 「槍持」の意味・読み・例文・類語

やり‐もち【×槍持(ち)】

武士が外出するとき、その槍を持って従った者。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「槍持」の意味・読み・例文・類語

やり‐もち【槍持】

〘名〙 武士が外出する時に、槍を持って供をする従者。また、大名行列で槍を持って従うもの。やりかつぎ。
※俳諧・犬筑波集(1532頃)雑「追ひつかん追ひつかんとや思ふらん 高野聖のあとのやりもち」
浮世草子西鶴織留(1694)六「我子の十一に成て竹箒にて鑓持(ヤリモチ)のまねするを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android