樋酒(読み)ひのさけ

精選版 日本国語大辞典 「樋酒」の意味・読み・例文・類語

ひのさけ【樋酒】

  1. 狂言和泉流。大蔵流番外曲。主人は、上戸の太郎冠者米蔵軽物蔵とも)に、下戸の次郎冠者酒蔵に閉じこめて外出する。二人は壁をへだてて連絡し合い竹の樋を酒蔵から米蔵にかけ渡して酒宴を始める。和泉流では、太郎冠者も酒蔵に行き、いっしょに酒宴をする。やがて主人が帰り、二人を追い込む。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android